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No.53 2003.9.29 21:49
名前 大原 貴之
入会期 6期
メールアドレス(任意) takayuki.oohara@toda.co.jp
タイトル 地震すごかったー
本文 先月から、十勝の浦幌町にある厚内という漁港の工事に来ています。
先日の十勝沖地震の震源に程近いところです。
震度6というのを初めて体験しましたが、すごかったですね。

4:50、地震の揺れで目を覚まし、ベッドに横たわりながら身をまかせていたら、そのうちに
物凄い横揺れに変わり、ベッドから振るい落とされそうになり、必死でベッドにしがみつい
ていました。1分程だったようですが、揺れがおさまった時には4.5畳の部屋の端にあった
ベッドが部屋の真中までずれていました。
1階に下りてみると、トイレの便器が倒れ水が噴出しており、廊下の床が落ち、棚が倒れ物が
散乱し、事務所に行ってみると、書庫は倒れ、テレビ、パソコンも床に落ちていて、大変
な事態になっていました。
そんな中、何とかラジオを見つけ出しスイッチを入れてみると、津波警報の怪しげなサイレン
が鳴っており、到達時刻も迫っていました。現場の宿舎は海から100m程離れてはいるのですが
川の側の低地にあり危険なので、急いで作業員を連れて公民館まで避難しました。
津波は1.5mの高さのものが来たみたいですが大きな被害もなく、津波注意報に変わってから
宿舎に戻りました。

次の日、道の帯広土木現業所の監督員に被災状況の調査に行くよう頼まれ、今回の地震で被害
の大きかった十勝川の河口付近にいったのですが、もうぼろぼろでしたね。あちこち通行止め
で何とか走れた道路でも、陥没、亀裂、段差ができている中を縫うように走ってようやくたどり
着きました。堤防が崩れていたり、港では船が何隻も転がっていたりと実際自分の目見ると
衝撃的でしたね。
それよりも、びっくりしたのは、釣り人のなんと多いこと。まさに今は秋鮭釣りのシーズン
というのはわかるけど、通行止めのバリケードを勝手に外して奥に入っていったり、すぐ近くで
大変な思いをしている人が大勢いるのに何を考えてるんだという感じです。今回の地震で
奇跡的に死者がほとんどいない中、行方不明の3人はいずれも釣り人だというのは情けない
話ですね。

このメッセージを打っている間も、まだ余震は続いています。大きいのが来なければいいの
ですが。雨もけっこう強く降っていて嫌な感じです。
早く落ち着ける日が来るといいなと思います。
それでは。
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