自然は地域コミュニティと密接に関係がある。あたりまえのことかもしれないが、改めて考えてみる。
「今日はお天気がいいですね」
こういう日常の何気ない会話はまさにコミュニティの要なのである。同じ地域、土地に住まなければ共有できない自然がそこにあるからだ。
こうした場合、山もすぐに思い浮かぶ自然だ。視線を水平線のほうに向ければそこに山がある。四季折々で表情が違う。天気を予報する手がかりにもなる。悩み事がある時にそっと慰めてくれることもあるだろう。地域の人は知らず知らずのうちに山を大切にする気持ちを共有しているのである。
日本の都会は全国的にどうだろうか。自然を大切にしたまちづくりはされているだろうか。