9月 1st, 2014

メディアリテラシーとは何だろう?

メディア関連, by admin.

 情報は海岸に転がる石ころの様に様々な形で世の中に存在する。ある情報aがあったとする。そのaはAさんにとって有用だと感じられるが、Bさんにとってはそう感じない。しかし、Bさんにとって感じないままとも言い切れない。Bさんが情報aに新たな情報bを組み合わせることによって情報aはBさんにとって大きな意味をなしてくるかもしれないのである。

 自分にとって意味のある情報をつかみ出し、その情報を自分の知識や行動にしていく。言い換えれば情報を自分の血、肉にする、ということ。これらの一連の行動をする力を「メディアリテラシー」と捉える。一般的には「メディアリテラシー」は「批判的に読み取る力」と解釈されたりする。批判的に読み取るというのは、「疑う」という意味を多く含むと思うが、どういう視点で疑うのかが重要である。自分の視点が無ければ何を疑っていいのか、わからないからだ。
 「メディアリテラシー」とは情報を自分の血、肉にする能力のことだ。 

 上記の「自分」は「地域」や「組織」などに置き換えれる。メディアリテラシーは自分(個人)だけではなく、皆(団体)で実践していくことが重要だ。人と人が支え合うことで個々、そして全体のメディアリテラシーが向上していくのである。

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